2015年5月5日火曜日
1年ぶりの四国自動車博物館
昨日高知にある四国自動車博物館へ行ってきました。
楽天ブログの頃から見てらっしゃる方はご存知だと思いますが、高知県にあるトヨタが経営する博物館で過去に何回か取り上げています。
最後に訪問したのが去年の年明けですが、その間ラインナップが変わっていたことと折角の連休ということで再び訪れることに。
フロントでは前回訪問した時と同じようにディーノとアルファロメオSZが待ち受けていました。
GWなので人が結構来ていた印象ですが、ここにも沢山のカーガイが集まっていました。なにせ近くには沢山のアルファロメオユーザーらしき集団がみられましたし、ましてや外からこの二台が見れるのでホイホイ近づいてしまうのは当然のお話でしょう。
去年も見たとはいえどもやっぱいいもんですね、ウン
800円払って中の方へ進みます。
今回の訪問の最大の目的はAlfa Romeo 155のDTMツーリングカー。
前々に訪問した時に有りましたが、前回訪問した時は留守にしていて去年になって戻ってきたようです。その代わり去年いたM1がいなくなってしまいましたが。
ご存じの方もいらっしゃいますがDTMが特定の排気量以下だったら「なんでもありな改造」がOKだった時代のツーリングカーです。
外観は155の原型をとどめていますが中身はランチア・デルタのラリーカーそのものですので実戦はどうだったかは語るまでもありません。
フロント部分の装備もさることながら、鏡に写ったテールパイプも迫力満点です。
DTM効果で日本で155オーナーが増えたという話を聞いたことが有りますが、実際に高知に行くまでの高速道路でこんなマフラーの155が走っていましたし当時のインパクトは凄まじい物だったでしょう。
もう一つ訪問のきっかけになったのがチゼータV16Tのオープンカー。
これは去年自分が訪問した後にやってきた一台で、恐らく世界で唯一のオープンカーだと思われます。
四国自動車博物館の紹介によると元々はオーディオメーカーのデモカーのようで、そこからこの博物館に所蔵されるに至りました。
そういえばとある自動車雑誌のインタビューでチゼータのトップが日本に渡った黄色いロードスターの行方が気になると言っていましたがもしかしてこれのことでしょうか?
チゼータそのものは山梨にもありますが、向こうは前の方しか見えないのでリアのほうが拝めるという面で貴重な一台です。
この車自体はGT4で見て前後ともにすさまじいデザインだな~と思っていたのですが、改めて見てもその異質な雰囲気を感じる事ができます。
一説によるとディアブロの本来の姿友いわれていますが、確かにここまで好き嫌いが別れるデザインだと当時のランボルギーニやそのオーナーであるクライスラーも首を傾げるの・・・かも
あと内装をじっくり拝めるのもいいですね。
基本設計は20年近く前とはいえども目を張るものが有ります。
Horizon2に出てくれたら嬉しいんですけど、さすがに今からじゃ厳しそうですねぇ・・・
あとこれも目的の一台でした。
911をベースにしたレースカー、「Porsche 934」
キリっと立ったカエル目にこれでもかっというオーバーフェンダー、そして巨大なリアスポイラー。自分が真っ先に思いつくポルシェ像そのものです。
最新モデルもいいですが、930ターボから車好きに入った人間としてはコッチのほうがそそるものがあるんですね。
特にここまで拡張したフェンダーとか今のモデルでは拝めないですし。
確かに実用性や空力の面で問題があるのは知っているんですが、筋肉質といいますか膨れ上がった感じがムチムチしてて格好いいんです。
964以前の911そのものをイベント以外で中々見れなくなってしまったのでその点でも嬉しい展示です。
あと以前ここにホンダのレースカーが置いてあったのですが、今回の訪問ではMcLaren M6 GTになっていました。
実を言うとここで初めて知ったのですが、「マクラーレン初の公道を走る市販車になる」はずだった車だったようです。
McLarenというと90年代に登場したF1が初の量産車への進出だと思っていたのですが、それ以前にもレースに参戦するためにそういった試みも行われていたようです。
これもその一台でプロトタイプレーサーをベースにシボレーのV8を搭載し、量産を試みたようですがこれを発案し所有していたマクラーレン創始者ブルース・マクラーレン氏が事故死。結局4台作られただけでレース参戦も市販化も幻に終わりました。
写真ではやや赤っぽいですが実際はかなり濃いオレンジで、後年に登場した「夢の市販車たち」であるF1やMP4-12C、P1の顔となるカラーになったのも言うまでもありません。
それにしてもこんなキワモノをどこで入手したのか・・・そういえば以前は250GTOもあったらしいですし、マクラーレンの付近はグループBマシンが勢揃いしていましたので相変わらずこの博物館のマニアックぶりには驚かされます
他はいつも通りのラインナップでしたね。
もっともこのいつも通りがまた濃いのでそれでも十分楽しめます。
そういえば近くに行ったおっさんが「素晴らしすぎて気絶しそう」とめっちゃ興奮していましたが、ここまで揃っている博物館ってなかなか無いですもんね。
実際周りを見てみると老若男女問わずそういう匂いを漂わせる人間が前の訪問より明らかに増えた気がします。
GW中ということで思った以上に人がいたので今回は早々と撤収しましたが、久々に「夢の園」に入れただけでも満足いく訪問でした。
また機会があればじっくり名車を拝みたいものですね。
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